三井住友VISAカードには三井住友VISAカードが自ら発行しているクレジットカードとANAや大学などその他複数の業界と提携しているカードがあります。しかし、他のクレジットカード会社では発行できたのに三井住友VISAカードでは審査に落ちてしまうケースもあります。

その理由について見て行きます。

銀行系のカードは審査が厳しい!?

三井住友VISAカードと同グループ会社である三井住友銀行に限らず、三菱東京UFJ銀行やみずほ銀行など銀行系の会社が発行しているカードの申込審査が厳しいのは事実です。

これはクレジットカードだけでなく事業を始めたいときもそうですが銀行からお金を借りるには事業計画書の精査や会社の財務状況などを詳しく調べられ誰でもカンタンに借りることができません。

基本的に銀行からの信用を得ること自体ハードルが高いです。

それは社会的に銀行の信用力が高いこともありますし、クレジットカードにおいては歴史的に富裕層向けの商品であったためそれなりの収入や資産を基準に発行していました。

そのため現在でも消費者金融などの金融機関による融資審査より厳しい基準が設けられています。

オリジナル三井住友VISAカードと提携発行カード

冒頭でも触れましたが、三井住友VISAカードには三井住友VISAカード自体が発行しているオリジナルカードと提携会社と共に発行している提携カードの2種類があります。

提携カードは提携先のサービスを優先的に受けられるなどメリットも多いため、三井住友系のカードを複数持っていることも珍しくありません。

提携カードは提携先の会社名で発行されているので、自分の持っているカードが三井住友系のカードであることを知らない人も多いです。

説明しにくい部分もあるのですがイメージとしては以下のようです。

ANAカードの例

  • 提携先:ANA
  • 管理:三井住友VISAカード
  • 発行:ANA&三井住友VISAカード

オリジナル三井住友VISAカードのグレードアップ審査も厳しい

“スタンダード”と呼ばれる三井住友VISAカード自体が発行しているオリジナルのカードには以下の種類があります

ご覧のように18歳から~25歳専用の「三井住友VISAデビュープラスカード」や学生向けの「三井住友VISAデビュープラスカード(学生)」など年齢が若く収入が低い層向けから

「三井住友VISAプライムゴールドカード」や「三井住友VISAプラチナカード」等主に収入やクレジットカード利用実績を重視した限られた層向けまでたくさんの種類が用意されています。

銀行系クレジットカードカード全般に言えることですが、グレードアップしたいと思い一般カードからゴールドカードに申し込んでも、収入や利用実績が審査基準に達していなければ簡単に審査に落ちます。

三井住友VISAカードの「審査」といっても一般カードとゴールド、プラチナではそれぞれ審査基準が異なるからです。

マルイや楽天などの流通系カードと異なり、グレードアップする際の基準も高いです。

流通系カードの発行目的

マルイや楽天、セゾンカードなど流通系と呼ばれるクレジットカードの申込審査は銀行のそれと比べるとはるかに通りやすい、「甘い」などと言われています。実際に銀行系と比較すると審査基準は低く設定されている節があります。

なぜかというとそれは流通系カードの発行目的にあります。

スーパーや百貨店、ネットショップなど何か物やサービスを販売して購入してもらうことを主としている会社はどんどんお客さんにクレジットカードを利用して自社のものを買ってもらいたいと思っています。

クレジットカードは高価な物でも分割・リボ払い等によって買うことができるため現金がない人にも購入してもらえるチャンスが増えるからです。

そのようなお客さんをたくさん増やしたいた多少審査基準を低く設定してもカードを発行したいと考えています。

CM等でもわかりますが、キャンペーンが頻繁に行われるのはそのためです。

まとめ

銀行系カードの1つである三井住友VISAカードの審査が流通系カードよりも厳しい理由がわかって頂けたと思います。

銀行系カードが厳しい!というよりもは流通系カードの審査が多少低く設定されている為、厳しく感じるといった方が正しいですね。

三井住友VISAカードの入会特典にはキャッシュバックキャンペーンもあるのでメリットは大きいですが、審査に落ちてしまった場合はポイント利用など日常生活で持ってくメリットが極めて高い楽天カードなど流通系カードを検討することをお勧めします。