そんなの年会費なんて無料が良いに決まっているじゃないか!とツッコミを入れたあなた、その通りです。
しかし、クレジットカードの年会費についてじっくり考えたことがある人ってほとんどいないと思います。
ゴルフであたっり綺麗なお姉さんがいるお店だったりデパートの友の会など会員性のクラブや習い事等では「入会金」とか「年会費」が掛かることがあります。しかし、それらに対して私たちは特別不満を抱くことも少ないですよね。今回はクレジットカードを選ぶ際に重要な「年会費」についてお話したいと思います。
クレジットカードの年会費の位置づけとは?
毎年1回、決まった月に口座から引き落とされる年会費。クレジットカードのランクや種類によって無料から1万、3万、5万、数十万等と分かれています。最近は年間○○円以上で年会費無料というケースやインビテーション(紹介制)の場合は永年年会費無無料など様々なケースが存在します。
しかし、そもそも年会費って何のためにあるのでしょうか?
クレジットカードはまず会員制です。
そのため入会審査がありますよね。
会員がクレジットカード会社の扱うカードを利用して買い物、お金を借りられることを許可する審査です。
このようにクレジットカード会社は選ばれた会員の利用によって運営することが出来ています。
いくらカードを発行しても利用してもらえなければカード会社には手数料の一部など儲けがありません。
そのため一定の年会費を会員からもらうことで充実したサービスが継続的に利用できる環境を整えています。例えば、プラスチックや金属であるクレジットカード自体そのものを発行するのにも材料費や人件費が掛かりますし、誰がいくら利用したか等を管理するためコンピューター設備やトラブル対応のために置くサポートデスクの人件費等、運営に掛かる費用は莫大なのです。
年会費と受けるメリットのバランスを考えて選ぶ
クレジットカードを作るときに選ぶ基準として「年会費無料」があります。もちろんこれは正しい選択なのですが、一方年会費が1万円以上するゴールドカード等があります。有名なアメリカンエキスプレス・ゴールドカードは年会費2~3万円です。
そこで一つ聞きたのですが、あなたは自分の持っているクレジットカードの年会費とそのカードを持つことで得るメリットのバランスを考えたことはありますか?
具体的にいうと、「年会費3万円を払っているのにこの十年間、旅行に行ったことがなく、また飛行機に乗ったこともない。」なんてケース。多くのゴールドカードを持つメリットの1つに国内・海外の空港ラウンジが無料で利用できたり、旅行傷害保険の受けられる保障額が大きい等があります。
しかし、高い年会費を支払っているのにもかかわらずそのカードから得られるメリットを全く活用していないのであれば年会費無料のカードに変更すべきです。
もちろん、デザインが好きだからという理由や会計時にゴールドカードを出した方がカッコよく思われるから等、必ずしそのカードが持つメリット以外のメリットが自分にあれば高い年会費を払う価値はあります。
ただ、なんとなく年会費だからという理由で口座から毎年引き落とされているのだとしたらこんなモッタイナイことはありません。
メインのクレジットカードを選ぶ3つのポイント
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- ポイントの使い道が広い
- 年会費が安い
- カードの特徴が自分の生活内で役に立つ程度の大きさ
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ポイントの使い道が広い
まず1つめのポイントの使い道が広いカードを選んだ方が断然お得になるチャンスが増えます。
例えば楽天カードのように楽天市場での買い物は当然ですが、それ以外でのカード使用でもポイントが貯まることでポイントを使って買い物が出来たり、電子マネーである楽天エディ(楽天Edy)としても使えたりANAマイルと双方で交換できるなど用途が広がります。このようなポイントの使い道が広いクレジットカードを選びましょう。
年会費が安い
年会費がかかるカードを持つ、あるいは既に持っている場合は年会費とメリットのバランスを考えましょう。
年会費が無料にもかかわらずあなたが得をするクレジットカードは沢山あります。
カードの特徴と役立ち度
クレジットカードによって得られるメリットは異なります。
そのためそのカードが売りにしているメリットと自分が得られるメリットが合致している必要があります。
そうではないと宝の持ち腐れ。例えば、車を持っていない人がガソリンが安くなる自動車系のカードを持っていても得られるメリットは少ないです。もし電車通勤をしているのであれば、SuicaやPASMOなど鉄道系のクレジットカードを持った方が断然お得なメリットが受けられます。カードの特徴と自分のライフスタイルをよく確認しから選びましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は年会費無料のカードを持つべき理由についてお話しました。
人によって年会費が高く、受けられるサービスが最上でも自分の役に立たなければ意味がありません。
反対に年会費が無料であってもあなたにとってメリットが大きければベストなカードだと言えます。
このようにクレジットカードは個人個人によってメリットデメリットが変わるため年会費の有無やカードの色はあまり関係ないことがわかります。