クレジットカードのようなマネパカード。

通常、クレジットカードを作れる年齢は高校生を除く18歳や20歳以上で安定した収入がある人が対象にされており、今日本で高校生が作れるクレジットカードはありません。

しかし、マネパカードであれば15歳以上であれば原則誰でも作ることが出来ます。その理由を解説します。

与信審査

与信審査(よしんしんさ)というちょっと難しい言葉ですが、通常クレジットカードを作るときはカード会社があなたの収入などを見て、本当にこの人に一時的であってもお金を立て替えたり、貸しても大丈夫かな?と審査することです。

クレジットカードを使って買い物をするとき、なぜ現金を出さなくても買えるのか?というとお店のレジの端末とカード会社のシステムとの間で通信が行われ、このカードで買い物をしてもOKだよ!ということをお店に伝えています。お金はクレジットカード会社が立て替えてくれるんですね。

なぜそのようなことが出来るのか?といえばクレジットカード申し込んだときにあなた自身がお金を貸しても大丈夫な人だと信用されたからです。

返せる能力があると認められたからカードが発行されたんですね。ちなみに認められないとクレジットカードは発行してもらえません。

マネパカードには与信審査がない

しかし、マネパカードにはこの与信審査がありません。なぜかというと、マネパカード会社がお金を立て替えてくれるわけではないからです。

マネパカードはプリペイドカードといって自分が入金した額の中でしか使えないため、簡単にいうとカード型をした貯金箱を持ち歩いているようなもので例えば貯金箱に5000円しか入ってなかったら6000円の物は買えませんよね?

それでは意味がないと思うかもしれませんが、プリペイドカードとはクレジットカードをとは使い方は同じでも仕組みが違うので仕方がありません。

ですが、与信審査がないため安定的な収入がない高校生でもマネパカードを作ることが出来ます。

ただ1点、カードを申し込む際、マネパカードでは学生証は証明書としての機能を持っていないので本人確認書類として健康保険証か個人番号カード(マイナンバーカード)、住民基本台帳カードのどれか1つの画像(郵送はコピー)が必要になります。

クレジットカードよりも安心

例えば、家族カードといってお父さんやお母さんなど主たる収入がある人の名義で契約したクレジットカードを子供が使う場合は、使用に関しては同意があるものとみなされ、また請求は名義人であるお父さんやお母さんなどがすることになっているのでクレジットカード会社も高校生でも利用することができるようにしています。

親のカードを使っているだけという認識ですね。

ただし、家族カードは親の知らないうちに子供がゲーム課金などに使ってしまうものすごい高額の請求が来てしまったというケースもあり家族カードを子供に貸すことは少し危険が伴います。

しかし、マネパカードであればデビットカードと同じく自分の持っているお金、貯金の中にある金額しか使えないので借金にはなりません。

クレジットカードをは一時的であっても借金になりますが、マネパカードは自分のお金を自分で使っているだけなので借金ではないんですね。ここがクレジットカードとプリペイドカードの大きな違いです。そのため高校生が持つカードとしてはマネパカードは安心ということになります。