クレジットカード業界ではいわゆる“流通系”の代表格であるセゾンカード。

タカシマヤ、パルコ、西友、無印良品、ロフトからヤマダ電機やみずほ銀行までありとあらゆる会社と提携・発行しているため知らない人はいないでしょう。

そんなメジャーなセゾン系カードを申し込んだのに審査が通らない!そんな人のために審査が通らない理由を解説します。

考えられる審査落ちのワケとは?

年齢と身分

まず、クレジットカード会社の入会条件の年齢条件を満たしていないケースです。

セゾンカードでは18歳以上の電話連絡が取れる人であれば年金受給者でも申込できるとなっていますが、まず18歳でもあっても高校生は不可です。

また年金受給者といっても他社では69歳以下や71歳以下などと定められているため収入や資産を見て個別に判断されるのが現状です。

身分とは高校生・専業主婦(主夫)・ニート・無職など分かれますがこの中で専業主婦(主夫)は配偶者である夫(妻)に安定継続した収入があれば申込可能ですが、ニートや無職は本人名義でカードを申し込むことはできません。

仕事が不定期・不安定

仕事といっても日雇いバイトや1年に数ヶ月しか働かないといった収入が不定期であったり不安定なケースでは審査に落ちることがあります。

日雇いは連続して1か月仕事をしても雇用形態自体が単発的なものなので、いつ仕事がなくなるか保障がありません。

クレジットカード会社は支払い等を立て替えてくれるので、1か月後に収入があるかないか分からない人には安心して貸せないということです。

分割払いやリボ払いであれば数年に渡って返済しなければならない借入方法なので余計にあなたの収入の安定性が求められます。

年収と雇用形態によるハードル

セゾンカードの場合は「セゾンカードインターナショナル」などの一般カードであれば、アルバイトやフリーター、パート主婦、学生等、年収が低いケースでも安定継続した収入と返済能力があれば、問題なく審査に落ちることはありませんが、

「セゾンゴールド・アメリカンエキスプレスカード」や「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカンエキスプレスカード」等のハイグレードなカードの場合は申込条件や審査基準も上がるため年収や雇用形態によっては審査に落ちることがあります。

他社借入による総量規制オーバー

クレジットカード会社や信販会社・消費者金融は貸金業という業種に含まれ、営業する上で貸金業法という法律が適用されます。

その中に総量規制(そうりょうきせい)という重要な項目があり、契約者の3分の1を超える額を貸し付けてはいけないと定められている為、例えば単純計算で年収200万円の3分の1である66万円を超える額は貸せません。

ですので利用限度額が50万円以下であったり30万、20万円以下ということがザラにあります。

信用情報の問題

セゾンカードはCICという個人信用情報機関に加盟をしており、申込希望者であるあたなの持っている他のクレジットカードの契約情報を照会することができます。

具体的にはどのようなことが記載されているのかというと、あなたの年齢や住所から持っている複数のクレジットカード別の借入額や返済状況など複数項目に渡っています。携帯端末も割賦販売に当たるのでこれについても記載されています。

クレジットカード申込で審査に落ちる原因の一つに信用情報に傷かある場合です。具体的にいうと支払いの遅延や延滞納ですね。

携帯の支払いも含まれます。ただ、数日程度の遅延であれば記載されません。

60日以上滞納し既に携帯は止まっている状況の話です。再三の催促にもかかわらずカード利用の返済をしていないと信用情報に金融事故の発生を表す「異動(いどう)」の文字が記されるのですが、審査に不利に働く原因です。

まとめ

審査に通りやすいといわれている流通系カードの代表格であるセゾンカードですが、上記で説明したようなことが守られていなければ審査に落ちます。

審査基準は各カード会社によって異なり公開されていないため詳細な理由までは教えてくれません。まずはクレジットカードの審査通過大原則である「安定継続した収入と返済能力の保有」をすることが大切です。

ちなみに流通系カードよりも審査が甘いといわれている消費者金融カード「ACマスターカード」にチャレンジしてみて下さい。