1枚目、2枚目、3枚目と順調に審査に落ちることなくクレジットカードを取得できたのに、なぜか4枚目の申込審査に落ちてしまった。。。
遅延、延滞納もないのにどうしてだろう。。。とモヤモヤしている学生のあなのために考えられる理由を解説します。
学生がクレジットカードを作れる上限に達している
一般的に学生がクレジットカードを作りたいと思っても額・枚数ともに制限があることをご存知でしょうか?
学生専用のカードが存在するように「学生」という身分だからこそ審査に通っている現実があります。
社会人の場合、クレジットカードの利用限度額は上限がありません。もちろん、審査によって人それぞれ利用限度額が変わり10万円の人もいれば1000万円の人もいます。
しかし、学生の場合クレジットカードの利用限度額が1000万円になることは99.9%ありません。
学生の場合1枚あたりの上限は5万円~50万円がほとんどです。50万円というのはかなり良い方で平均すると20万円くらいが多いです。
1枚あたりの利用限度額が20万円だとしても3枚持てば60万円になり仮に4枚目、5枚目と発行がされるのであれば全体の利用限度額がどんどん増えることになります。
学生はアルバイトをしていたとしても社会人と比較すれば年収は低く、正社員でもないので安定継続した収入を得ているとは言えません。返済が滞る可能性もあります。
つまりカード会社側からすると貸出のリスクが高まることからカード発行を制限しているのです。
敢えて発行するメリットがない
クレジットカード会社にとってクレジットカードは契約者が買い物や現金の借入などショッピング枠とキャッシング枠を使いどんどん利用してくれることで儲かります。分割払いやリボ払いをしてもらえば手数料収入も見込めます。
しかし、発行したは良いけど利用頻度や利用額が少ない、あるいはまったくないのでは発行した意味がありません。
クレジットカードを申し込む側はあまり考えたことがないと思いますが、発行するにあたり手続き等は「人」が行ったおりそこには必ず人件費がかかります。
新規顧客を獲得するために人件費を払ってクレジットカード発行業務を行っているのに、他社も含め3枚など複数クレジットカードを持っているのにもかかわらず、利用頻度や利用額が少なかったり利用していない人に対して新たに発行するメリットがありません。
クレジットカード会社は個人信用情報機関に登録されているあなたの信用情報を照会することで、あなたが他社とのクレジットカード契約をしていることや利用限度額、利用状況も把握できます。
まとめ
クレジットカードが発行される大原則は契約者であるあなた本人に安定継続した収入と返済能力の保有があるかどうかです。
学生は文字通り勉強を学ぶ身分であり収入がない、あるいは少ないことが前提になっています。
なぜ学生でもクレジットカードが発行されるのか?といえば親権者である両親という担保があること、あるいは低収入であってもアルバイトをしており毎月一定の収入を得ている実績があるからです。
一般的に学生や新社会人など20代前半の人も持てるカード枚数は1~3枚程度なのでコレクション目的等で4枚目を取得するのではなく、1枚のカードで高額を利用し続けることが利用実績=クレヒス(クレジットカードヒストリー)として今後プラスの評価対象になります。