利用できるシーンが似ているので、違いが分かりにくいのが「楽天キャッシュ」「楽天スーパーポイント」です。ただし「楽天キャッシュ」は名前を聞いたことがない人もいるかもしれません。どちらも楽天市場で現金とおなじように「1ポイント=1円」として利用できます。ではどこが違うのでしょうか?また、どのように使い分けるかを今回は解説します。

楽天キャッシュとは?

楽天キャッシュとは、クレジットカードで購入したり、楽天アフィリエイトで月3,000円を超えるともらえたりするオンライン電子マネーです。購入の上限は1回に10万円、1カ月に10万円までです。購入単位は1,000円以上100円単位です。

楽天キャッシュは楽天グループでしか利用することができません。言い換えれば、楽天内では楽天キャッシュも楽天スーパーポイントもほぼ同じということです。

楽天スーパーポイントと違い、人に贈ったり貰ったり、換金したりすることができます。ただし手数料がかかります。たとえば楽天銀行で楽天キャッシュを換金するには10%の手数料がかかります。換金はできますが、電子マネーの楽天Edyにチャージすることはできません。

楽天スーパーポイントとは?

今さらの説明になりますが、楽天市場で買い物をしたり、楽天カードを使ったりするともらえるポイントです。楽天ポイントカードを使えば、楽天グループだけでなく加盟店でも利用することができます。有名な加盟店はマクドナルドですね。

通常ポイント期間限定ポイントがあり、通常ポイントは楽天Edyにチャージすることができます。

楽天キャッシュと楽天スーパーポイントの違いは?

  • 有効期限

楽天スーパーポイントの通常ポイントの有効期限は1年間です。ただし、新たにポイントを獲得したり使ったりすれば延長されます。つまり楽天のサービスを利用している限りは実質無期限になります。

楽天キャッシュの有効期限は10年間と、楽天スーパーポイントに比べて長いですが、延長はありません。

  • 使えるポイント数の上限

楽天スーパーポイントは1回につき30,000ポイント、1カ月で100,000ポイントまでです。
楽天キャッシュは1回につき100,000ポイント、1カ月で1,000,000ポイントが上限になっています。

  • 他ポイントとの互換性

楽天スーパーポイントはANAマイル等、他のポイントに交換することができます。
対して楽天キャッシュは他のポイントに交換することができません。

  • 楽天アフィリエイトで得られるポイント

月に3,000ポイントまでは楽天スーパーポイントで付与、3,000ポイントを超えた分は楽天キャッシュでの付与となります。

楽天キャッシュとスーパーポイントはどちらを先に使うべき?

結論から言うと、利用できる場面が限られている楽天キャッシュを先に使うのがベターです。ただし、楽天スーパーポイントの期間限定ポイントを持っている場合はそちらを優先します。

期間限定ポイントは使用できる期限が短く、ANAマイルに交換したり、楽天Edyにチャージしたりすることができないからです。

ちなみに楽天市場では、楽天キャッシュと楽天スーパーポイントの両方を持っている場合、デフォルトの設定では楽天キャッシュが優先して使われるようになっています。期間限定ポイントを使いたい場合は、手動で楽天スーパーポイントを使うように変更する必要があります。

まとめ

以上、楽天キャッシュと楽天スーパーポイントについて比較しました。楽天キャッシュはクレジットカードで購入するか楽天アフィリエイトで稼ぐかくらいしか入手経路がないのでなじみがないのも当然ですね。使う優先順位は以下の通りです。

1.楽天スーパーポイント(期間限定ポイント)
2.楽天キャッシュ
3.楽天スーパーポイント(通常ポイント)

くれぐれも使い忘れて期限切れにならないようにしましょう。