クレジットカードの枚数が多すぎて何枚かのカードを解約するとき、楽天カードがその候補だとします。ただし、解約するデメリットも理解してからでないと、後で後悔することになります。それでは楽天カードを解約する4つのデメリットとは何でしょうか。
デメリット1:楽天スーパーポイントが貯まりづらくなる
楽天にはスーパーポイントアッププログラム(SPU)という仕組みがあり、楽天グループのサービスの利用が多いほどポイントが貯まりやすくなっています。
例えば、楽天カードを利用しているだけで、楽天市場でのショッピングは常に4倍になるのです。他のカードを使って楽天市場で買い物するより、遥かに高いポイント還元率です。
さらに楽天グループ以外のショッピングでも楽天スーパーポイントは貯まるので、それを楽天市場で使えば効率の良いポイント利用が可能になっています。
解約して他のカードで今まで通り買い物をしても、楽天市場でしかポイントが貯まらず、その還元率も低いものとなっていまいます。
デメリット2:楽天会員のグレードがゴールドまでに制限される
楽天会員でプラチナ会員やダイヤモンド会員になるためには楽天カードを所有している必要があります。プラチナ会員以上の優待セールは頻繁に開催されているので、そこでの買い物ができなくなります。
今のグレードがプラチナ会員以上であれば、ランクダウンのデメリットは大きいので解約は避けた方が無難です。
デメリット3:入会特典のためカードを作ったと見なされる
楽天カード入会の際には他のカードと比較して大きな入会特典があります。5000ポイントや8000ポイントの入会特典キャンペーンも珍しくありません。
楽天カードを作ってあまり日数が経たずに解約すると、他のクレジットカード会社に「入会特典狙いの要注意人物」として見なされ、次に他のカードを作りにくくなります。
入会や解約の情報は、信用情報機関に登録されており、他のクレジットカード会社も見ることができるのです。自社のクレジットカードに特典狙いで入会して欲しくないので、短期解約がある人は審査に落ちる可能性が高くなります。
デメリット4:手持ちの国際ブランドが減る場合がある
日本国内でも、国外でも国際ブランドはVISA、MasterCardを持っていれば加盟店が多いので、買い物や食事に不便になることがありません。解約しようとしている楽天カードの国際ブランドがVISAかMasterCardで、他にその国際ブランドのカードを持っていない場合、利用できる店舗が減ります。
たとえばJCBは国内では加盟店が多いですが、海外では普及率はそんなに高くはありません。手元に残すカードがJCBだけになるのなら、不便になる可能性があるので解約は控えるべきです。
解約の手続き
デメリットを理解した上で、解約する場合の手続きです。インターネットに強いイメージのある楽天カードですが、解約はネットからは行うことができません。電話での受付となります。電話番号と受付時間は以下の通りです。
- 楽天カードコンタクトセンター
種類 | 営業時間 | 電話番号 |
自動音声専用ダイヤル | 24時間年中無休 | 0120-30-6910(無料) 092-474-9255(有料) |
コンタクトセンター | 9:30~17:30 | 0570-66-6910(有料) 092-474-6287(有料) |
解約の電話は原則本人からしかできません。
解約しても楽天スーパーポイントはなくならない
楽天スーパーポイントはあくまでも楽天IDに紐づけられているので、楽天カードを解約してもポイントは消滅しません。楽天PointClubで管理されているのです。ただし、楽天Edy付帯の楽天カードを所有している場合、楽天Edyの残高はどこにも引き継げません。使い切ってからハサミを入れてください。
まとめ
楽天カード解約の一番のデメリットは、楽天市場での有利な買い物ができなくなることです。ポイントが貯まりにくくなり、会員グレードが下がると、今までどんなに優遇されていたか気づくことになります。解約する前に一度振り返って、本当に解約が必要かを検討したほうがよいでしょう。