ATMで銀行のキャッシュカードを挿入しているのになぜか戻ってきてしまう。。。
今、銀行の片隅でこの記事を読んでいるあなたにその理由を教えます。
理由1 キャッシュカードとクレジットカードで入れる向きが違っている
実は銀行のキャッシュカードの中にはクレジットカード機能が付帯しているものがあります。上写真のようにキャッシュカードとして使いたい時に入れる方向とクレジットカードとして使いたいときに入れる方向が違います。
このカードではICキャッシュカード(生体認証機能)とクレジットカード利用なら左向き(赤線)、通常のキャッシュカード利用なら青い枠で囲ったように右向きになっていますよね?
キャッシュカードを裏面にして挿入する人はいないと思いますが、このようにクレジットカード機能を使ったことがない人にとっては気が付かないでしょう。ですので入れる方向があっているかどうかを確認してみて下さい。
理由2 暗証番号を4回間違えてしまった
銀行ATMでは一般的に暗証番号を3回以上、つまり4回目に間違うと自動的にロックされてしまいATMではお金が下せなくなってしまいます。
そのためキャッシュカードをいくら入れたところで戻ってきてしまいます。
その場で間違えて場合はまだ良いですが、間違えてそのままにしてしまい時間が経ってから来た時に、暗証番号を忘れてロックされたこと自体を忘れているケースもあります。
こういう場合はATMのそばに居る係員の人に声をかけ窓口で対処してもらいましょう。コンビニの場合は店員さんに聞いてもわからないことが多いので後日カードを発行している銀行等へ相談するしかありません。
理由3 生体認証(指静脈認証)機能・IC非対応ATMを利用している
よく、銀行のATMに並んでいると1台だけ右端や左端にあるATMが空いてもそこを利用しない人がいますよね?「空いてますよ」といっても「違いますんで」といって後ろに譲る人がいます。
実はあれは生体認証(指静脈認証)機能を搭載したキャッシュカードを持っている人達で例えばみずほ銀行では「ICキャッシュカード」と呼ばれるものです。
これはどんな機能のカードかというと、その人本人しか操作できないカードで、例えば会社のカードや家族のカードを借りて代わりにお金を下ろしてきてあげるなんてことが出来ません。
そのため自分が生体認証(指静脈認証)機能を搭載したキャッシュカードを持っているのにも関わらずIC非対応ATMを利用してしまっている場合はキャッシュカードを受け付けてくれません。
もっともカードを挿入する前に生体認証(指静脈認証)機能の機械が設置されていないので気が付くのですが、例えば生体認証(指静脈認証)機能を搭載したキャッシュカードを持っている家族に頼まれてお金を下ろしに来たとき、頼んだ家族が自分しか下ろせないことを言い忘れて頼まれた方が困ってしまうケースがあります。
頼まれた方は知らないので無理にカードを入れようとしてしまいます。
特に本人がケガをしたとか入院したとか急遽本人に代わって口座からお金を下ろしたいときは起こりがちです。
生体認証(指静脈認証)機能はセキュリティのために搭載する機能なのですが、こういうケースは面倒くさいのです。
まとめ
今回はATMでキャッシュカードが戻ってきてしまう理由について紹介しました。
タンス預金など普段銀行ATMをあまり使わない人や中高生、大学生などATMを使い始めたばかりの人等新しく銀行口座を開設したばかりのケースではありがちです。
私自身、理由1のキャッシュカードとクレジットカードが一体化していて、入れる方向によって違うことなど知りませんでした。ぜひ銀行によってはそういうカードもあるので覚えておくと良いです。