VISAカードであれば海外でもカンタンに使えると聞いていたのになぜか急にクレジットカードが使えなくなってしまうケースがあります。

主な3つの原因について解説します。

利用限度額を超えてしまった

まず、最初にカードの利用限度額を超えてしまってた場合です。

クレジットカードを日本でも利用している場合、普段から一括返済をしていてもタイミングによっては返済額が残っていたり、リボ払いをしている場合は使える残額が少なくなっていることがあります。

海外に行った場合、安全面においてもクレジットカードを利用することも多いことから自分でも知らないうちに利用限度額を超えてしまい、利用停止されます。

カードの磁気不良

クレジットカードの裏面に黒いテープを張ったような場所があると思います。実はあそこにはあなたのカード情報が入っておりレジでカードを通すことでカード会社と通信が行われ決済されています。

そのため磁気ストライプと呼ばれるカード裏面の黒いテープ部分が傷ついたり破損したりすると正常に読み取れないことがあります。

また自分のカードだけでなくお店のカードリーダー側の反応が悪くて決済できないこともあります。

不正使用検知システムに引っ掛かった

利用限度額は十分あるのにクレジットカードが使えなくなった理由で一番多いのが不正使用検知システムによるものです。

不正使用検知システムとはカードの偽造や盗難によって不正利用された時と類似した使われ方をしたときに、自動的にカードが止められてしまうシステムのことです。

クレジットカード会社は私たち利用者のクレジットカードの利用パターンをコンピューターによって記録しており、24時間365日不正利用の監視をしています。

その中においていつもとは違う利用形跡があるとシステムが作動し抽出されて、人が店舗や利用者である私たちに電話や郵便物によって確認をします。しかしカード会社によっては私たちの意思確認なしに自動的に「利用保留」というかたちで利用停止状態にすることがあります。

エポスカードなどは海外セキュリティに厳しいことから利用限度額を超えていなくても即停止になったという事例があります。

不正使用検知システムが働くケース例

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  • 高額利用(日本国内・海外問わず)
  • 海外サイトや海外での利用
  • 同じ商品購入の同時複数回利用
  • 換金性の高い商品の大量購入
  • 物理的に不可能な時間・場所での購入

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不正使用検知システムには過去の不正利用のいくつかのパターンが登録されていると言われています。

例えば、連日数十万円の買い物をしているとか1時間内に東京と北海道現地で買い物をしている、回数券を大量に購入している等、普通の使い方ではないと疑われる場合にシステムが検知するしくみになっています。

海外での利用は普段日本でクレジットカードを利用している人にとってはイレギュラーな使い方になるので、不正利用のパターンに合致しやすいんですね。だから停止してしまうことがあるようです。

対処方法

その場にて加盟店がクレジットカード会社に問い合わせてくれるケースもあるのですが、特に海外の場合は言語も通じないこともあるためこれらのやり取りは現実的ではありません。

なので、予め他に複数枚クレジットカードを持っていくことです。ですので取り敢えずその場は別のクレジットカードや現地通貨にて決済をし利用停止になってしまったカードについては後で自分からカード会社に電話をして確かめるのが一番早いです。

カード会社によってはメールや郵送物によって不正利用の疑いがあったため利用停止をした旨を伝えてきますが、即時対応をとるのであれば自分で電話した方が確実です。

不正利用していないことが確認できれば解除してくれます。ただ、何らかの事情でカード番号が盗まれているため、カード番号を変更しなければならないこともあります。

用意周到の方は海外に渡航する前にカード会社に海外で使う旨を電話で連絡しておくことをおすすめします。

まとめ

クレジットカードが海外旅行中に急に使えない理由と対処方法について解説しました。

カード犯罪は未然に防ぐことが大前提になるので疑わしい決済をすると自動的にロックされてしまいます。

ロックを解除するには面倒くさいですがカード会社とのやり取りが必要です。