クレジットカードの滞納ごときで裁判?と舐めているあなた、本当に被告になるので注意です。

今回は、クレジットカードの支払いを滞納をし続けたあと裁判になるときの状況を紹介します。

訴状・支払督促が届いた後

裁判所から訴状や支払督促と呼ばれる書類が届く前には、さんざん電話や催促状が届くだけでなく、実際に取り立てが自宅に来ます。

電話は携帯だけでなく家電や勤務先までかかってきます。

普通の人であればどこかの段階で対応するのですが、対応できずに放置し続けると裁判所から訴状、もしくは支払督促という書類が届き、異議申立書に必要事項を記入したのち、裁判所に出廷しなければならなくなります。

ちなみに裁判所への出廷も無視すると強制執行されて財産を差し押さえられてしまうのでなんとかその前には対処すべきです。

家庭裁判所に呼び出され被告人席の証言台に立つ

嘘だと思うかもしれませんが、もしあなたが東京都にお住まいであり、かつ140万円を超える借金の事案では霞が関にある東京家庭裁判所に出廷することになります。

よくテレビで見ると思いますが本当に法廷の被告人席で裁判官に宣誓をし、陳述します。

ただ、傍聴人はいませんし、法廷も20畳くらいの小さな部屋でカード会社側の代理人と裁判官と自分の3人で行われます。

法廷が開かれる目的は和解

刑事裁判と違い刑罰を科すことよりも第一に和解を目的とするのが民事裁判です。これはお金のトラブルだけでなく離婚なども同じです。

では、実際に法廷では何を取り決めるのか?というとまずは事実であるかどうかの確認、そして異議申し立ての確認、和解内容の確認(例えば、支払うべき借金の減額や自分名義の資産のうちいくらを即返済にあて残りは分割で支払うなど)人によって異なります。

なので「被告人を懲役〇年執行猶予〇年に処する」みたいなことは言われません。

資産なんて一切持っていないと思っている場合でも家族があなた名義で預金をしていたケースや相続によって土地の権利を持っていたなど自分が知らない、もしくは忘れていたケースも稀にあり、ある場合はそれらから返済に当てられることがあります。

裁判になる前に弁護士・司法書士など専門家に相談するのがベスト

クレジットカードの支払いを滞納し始めてしまい自分で対応が出来なくなったら、放置せずになるべく早く法律の専門家に相談しましょう!

電話や書類など送付や直接訪問などカード会社側と接触する機会は何度もあります。

その間に専門家に相談すれば間に入って和解交渉を進めてくれます。

放置おそらくなぜもっと早く相談しなかったのかと実感するでしょう。

自己破産する前に打てる手はたくさんあります。