リボ払いとは、クレジットカードで利用した金額を毎月分割して手数料を上乗せして支払っていく仕組みです。
楽天カードではカード決済時に1回払いやボーナス1回払い・キャッシング1回払いを「あとからリボ払い」を利用してリボ払いに変更できます。この「あとからリボ払い」のメリットを今回は解説します。
メリット1:お店で1回払いを指定しても、あとからリボ払いに変更できる
お店でのショッピングの決済に楽天カードを使う際に「リボ払いでお願いします」と言うのが恥ずかしい人がいるかもしれません。なんとなくお金を持っていないイメージを持たれそうで嫌ですよね。
お店に人ならまだいいですが、友達だったり、後輩だったり、彼女だったりすると「1回払いで」とスマートに決めたいもの。
そんなときに「あとからリボ払い」をすると、お店では「1回払い」と言っておいて、あとから手続きをしてリボ払いに変更することができるのです。誰かに知られる心配はありません。
メリット2:.請求金額を確認してから支払金額を調整できる
楽天カードの請求明細はe-NAVIから確認することができます。その金額を見て「ちょっと今月は支払いが厳しいかな」と思ったら、明細からリボにしたい利用分を選択し、リボ払いに変更できるのです。
交際費がかさんだ月や、何かのイベントがあって急な出費があった月の支払いを減らすことができることが大きなメリットとなります。銀行口座の残高が足りなければ延滞になってしまいますからね。
なお、楽天カードの支払日は27日ですが、最長20日までリボ払いに変更可能です。
メリット3:「おまとめ払い」で全額返済ができる
リボ払いばかりしていると、いわゆる「リボ地獄」に陥って、支払っても支払っても返済が終わらないことがあります。
「あとからリボ払い」を使ってリボにした支払いは、翌月すぐに「おまとめ払い」で精算してしまえば、リボ払いにかかる手数料を少なく抑えることができます。
リボ払いのおまとめ払いの手続きは簡単で、e-NAVIからリボ払いにしている支払を選択すればいいだけです。
あとからリボ払いの注意点
あとからリボ払いに関わらず、リボ払いにはリボ手数料がかかります。リボ払いが長期化すると、手数料ばかり支払うことになり、元金がなかなか減らなくなるので注意が必要です。なお、リボ手数料は以下のようになっています。
リボ払い種類 | 手数料(年率) |
ショッピングリボ手数料 | 15.0% |
キャッシングリボ手数料 | 18.0% |
具体的なリボ支払金額
リボ払いの支払金額は個々の利用金額について決まるものではなく、リボ払いにしている利用金額の合計によって決まってきます。
例えばショッピングリボの場合、リボ払いにするショッピングの合計金額が20万円以内だと、支払金額は「5000円」になります。これはリボ払いの利用残高が5万円でも20万円でも変わりません。
リボ払いの落とし穴は利用残高が増えても支払金額が変わらないことなので、現在の利用残高を知ることは非常に重要です。
なお、リボ払いの支払金額は以下のようになっています。
- ショッピングリボ
利用残高 | リボお支払いコース金額 |
~20万円以内 | 5,000円 |
20万円超~ | 10,000円 |
- キャッシングリボ
融資残高 | 最低支払元金 |
100,000円以下 | 3,000円 |
100,000円超200,000円以下 | 6,000円 |
200,000円超500,000円以下 | 10,000円 |
500,000円超1,000,000円以下 | 20,000円 |
1,000,000円超 | 40,000円 |
まとめ
あとからリボ払いは計画的に利用すれば非常に便利な仕組みです。支払うときに見栄を張ることができますし、支払いが厳しいときに支払額を調整することもできます。
しかしながら、先延ばしにしたということは借金をしたのと同じことなので、余裕があるときにすぐ返済し「リボ地獄」に陥らないようにしましょう。