家族カードは審査がないと聞いていたのに、申し込んだら落ちてしまった!どうして?」そんな疑問を持って、あなたはこの記事に辿り着いたのかもしれません。たしかに、家族カードには原則家族の審査がないので、申し込めばほぼ通ります。しかしながら落ちる場合もあります。今回は家族カードに落ちる理由とその対処方法について解説します。

家族カードとは?

家族カードとは、カードの所有者の家族が持つことのできる追加カードです。カードの所有者を本会員、家族カードの所有者を家族会員と呼びます。家族カードは本会員のカードと同じように使うことができますが、利用料金の引き落としは本会員の口座からになります。

つまり、本会員の責任で家族に持たせるカードなのです。例えば家族会員が延滞しても、それは本会員の責任となります。ですから家族会員の支払い能力は原則関係ないのですが、それでも審査に落ちてしまう理由が4つあります。

落ちる理由1:ブラックリストに載っている

支払責任は本会員にあるので家族会員の支払い能力は原則ないのですが、それでもその家族がブラックリストに載っている場合は、審査に落ちる場合があります。

ブラックリストに載っているということは、カードの使い方に問題があると判断されるのです。その使い方が本会員に影響するとカード会社が判断して審査に落ちるのです。

落ちる理由2:本会員の属性の変化

属性とは、職業や年齢・住居・年収・他社からの借入状況など、クレジットカードの審査に深く関係する本人の情報です。

家族会員を申し込むと、改めて本会員の審査がある場合があります。その時に本会員の属性の変化によって、家族カードの審査が落ちる可能性があるのです。

例えば、転職していると、収入の安定性が下がったと判断されます。他社からの借入が増えていると、支払い能力が下がったと判断されます。

そうすると、クレジットカード会社としては、できるだけ自社のクレジットカードを使ってもらいたくないと判断され、カード利用が増える可能性がある家族カードの発行をしないのです。

落ちる理由3:家族の範囲外

家族会員には家族の範囲が決められています。例えばイオンカード・楽天カードの場合「生計を同一にする配偶者、親、子ども(18歳以上)」となっています。

この場合、高校生には家族カードを作れませんし、兄弟にも作ることができません。

高校生が使える家族カードはほとんどありませんが、同居の兄弟なら作れるカードがあります(アメックスカードなど)。もし、兄弟姉妹で家族カードを作ろうとしたなら、家族の範囲外だったため審査に落ちた可能性があります。

落ちる理由4:発行枚数オーバー

クレジットカードによって、家族カードを作れる枚数は決まっています。例えばイオンカードなら3枚まで、楽天カードなら5枚までです。枚数をオーバーしていれば家族カードは作れません。

対策1:別カードの家族カードに申し込む

「落ちる理由1」でブラックリストに載っている場合を述べましたが、それはクレジット会社の審査基準によります。

家族カードは本会員の責任の元に作るので、別のクレジットカード会社はブラックリストに載っていても、家族カードを発行する可能性はあります。

対策2:自分名義のカードを作る

ブラックリストに心当たりがない場合、家族カードにこだわらず、本人名義のカードを作るのが一番の解決方法です。ただし、安定した収入があるのが条件です。アルバイトやパートでも申し込める会社がほとんどです。

専業主婦の場合、夫の信用での審査になります。

まとめ

以上、家族カードに落ちる理由とその対処法について述べてきました。家族カードの審査に落ちるケースはほとんどないので、理由は限られてきます。落ちた家族カードに再度申し込んでも通る可能性は少ないので、別のカードで家族カードを作るか、自分名義でカードを申し込みましょう。