キャッシングの比較サイトが溢れかえる中、多重申込するな!という方が酷です。。。

しかし、なぜ多重申込をするとクレジットカードであれローンカードであれ審査が厳しくなってしまうのか?理由を説明しましょう。

総量規制に引っかかっている

総量規制(そうりょうきせい)とはクレジットカード会社や消費者金融など貸金業に該当する業者に適用される法律内で規定されている重要項目で、わかりやすくいうと「借りる人の年収の3分の1を超える額は貸してはいけませんよ」ということです。

つまり多重申込をした際に既に他のカードであなたが自分の年収の3分の1を超える額に近づいているとき、新たな審査では落とされる可能性が極めて高いです。

ただし、キャッシングを利用している場合の話でショッピング枠の利用分は除外されます。

リスクを冒してまで発行するメリットがない

多重申込ということは一度にたくさん申し込みをしていたり、既にたくさんカードを持っている状態を示します。

もちろん、クレジットカードマニアのように数十枚カードをコレクトしている人もいますが、このような人達は極少数。多重申込する人の大半はキャッシングで近々に現金を必要としている人達です。

お金を貸す側に立って考えてみればわかると思いますが、申込者の年収と複数借入している現状から経済的に厳しい、あるいは返済のために新たに借り入れていることは信用情報からある程度判断することができます。

したがって、遅延・延滞納なく返済されるかわからない高いリスクを冒してまで発行するメリットがありません。そのため審査が厳しくなる可能性があります。

なぜ多重申込していることがわかるのか?

ズバリ、信用情報に申込履歴が記録されてしまうからです。

CIC、JICCなどの個人信用情報機関にはあなたがクレジットカード等に申し込んだ履歴が記録されます。個人信用情報機関に加盟しているクレジットカード会社等は申込者のカード情報を共有することができるため、短期間で多重申込していることはすぐにわかるのです。

ただ、カード会社等があなたの情報を調べたいときは「照会」を行う必要があり、照会履歴は6ヶ月間保有されています。

照会という行為は「途上与信(とじょうよしん)」や「法定与信(ほうていよしん)」といって一定のタイミングであなたカード情報を確認する意味で行われており、例えば住所が変更されていないか、返済状況に滞りがないか等もわかるのです。

⇒信用情報!クレジットカードを作れない1つの理由を調べる方法

まとめ

クレジットカードやローンカードは通常1~2枚持っていれば困ることはありません。

年収が高く返済能力が高いと判断されれば自然と利用限度額も高くなりますし、複数持たなければならない理由はないです。

しかし、そのような中で敢えて多重申込をするということはクレジットカードマニアかキャッシングによって現金が必要な人しか想定できず、後者の場合は審査が慎重にならざるを得ません。

ですので必要なカードだけに絞って申し込むのが原則です。

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