クレジットカードの金利手数料ってなんだ?と思ったあなた、

  • ショッピングの分割払い
  • ショッピングのリボ払い
  • キャッシングリボ

の3つによって性質が違うことをご存知でしょうか?

3分で金利手数料についてサクサクっと解説します。

1回2回は0円!3回からかかる分割払いの金利手数料とは?

クレジットカードの支払い方法の1つに分割払いがあります。

金利手数料とは利子のこと。

私たちはカード会社がお金を貸すことによって生じるリスク(例えば返済されない可能性)代を含めて返済する必要があります。

返すまでの期間が長ければ長いほど貸す側はリスクを負っているので返済する金利手数料が高くなるのはやむを得ませんね。

カード会社によって分割できる回数と分割手数料(金利手数料)が違いますが

例えば三井住友VISAカードのケースを見てみましょう。

支払回数 支払期間 実質年率(%) 分割手数料(円)
3 3 12.0 2.01
5 5 13.25 3.35
6 6 13.75 4.02
10 10 14.25 6.70
12 12 14.50 8.04
15 15 14.75 10.05
18 18 14.75 12.06
20 20 14.75 13.40
24 24 14.75 16.08
30 30 14.75 20.10
36 36 14.50 24.12

この表からわかる金利手数料とは一番下の欄「分割手数料とは利用代金100円当たりの分割手数料(円)」のこと。

100円で2.01円 ということは100倍すると

10000円で201円 になります。

つまり、10000円を分割3回払いにしたときにかかる総分割手数料は201円です。

ショッピングリボとは?

まずリボルビング払い、通称リボ払いとは月々一定額を支払い続けること。リボルビング払いの金利手数料とは実質年率のことでだいたい15%程度に設定されています。

ショッピングリボとはショッピング利用分を回数を決めて分割するのではなく、毎月10,000円と一定額に設定して支払い続けることです。

多くのカードのリボ払いサービスでは以下のように標準コースと長期コース等に分かれています。

標準コース 月々10,000円~

ショッピング残高 弁済金(月々の支払い額)
1~10万円 10,000円
10万円超は5万円増すごとに 5,000円ずつ加算

長期コース 月々3,000円~

ショッピング残高 弁済金(月々の支払い額)
1~6万円 3,000円
6万1円~20万円は2万円増すごとに 1,000円ずつ加算
20万1円~40万円は2万5,000円増すごとに 1,000円ずつ加算
40万1円~50万円は5万円増すごとに 1,000円ずつ加算
50万円超は5万円増すごとに 2,000円ずつ加算

ショッピングリボの金利手数料は弁済金(月々の支払い)に含まれて請求されます。

キャッシングリボとは?

キャッシングのリボ払いでは金利手数料である実質年率が12.0~18.0%と借入額に応じて異なります。

毎月の締め日時点での借入残高に対して前月の支払い日の翌日から当月の支払い日までの日数に応じた日割り計算によって金利が掛けられ、手数料は弁済金(月々の支払い)に含まれて請求されます。

ショッピングリボと同じように標準コースや長期コース等に分かれており以下の表のように借入残高によって毎月の返済額が異なります。

標準コース 長期コース
利用残高 返済金(月々の支払い額 利用残高  返済金(月々の支払い額)
1~10万円 10,000円 1~10万円 4,000円
10万1円~20万円 10万1円~15万円 6,000円
15万1円~20万円 8,000円
20万1円~30万円 15,000円 20万1円~25万円 10,000円
25万円1円~30万円 12,000円
30万1円~40万円 20,000円 30万1円~35万円 14,000円
35万1円~40万円 16,000円
40万1円~50万円 25,000円 40万1円~45万円 18,000円
45万1円~50万円 20,000円
50万円超は10万円増すごとに  5,000円ずつ加算 50万円超は5万円増すごとに 2,000円ずつ加算

まとめ

いかがでしたでしょうか。

クレジットカードの金利手数料は

  • ショッピングの分割払い
  • ショッピングのリボ払い
  • キャッシングリボ

の3つによって性質が異なりますが、要するに利子のことです。

利子が掛からないのはショッピングなら分割2回まで。

キャッシングであれば1回でも利子が付きます。

金利手数料(利子)がない方が良いに決まっていますが、分割やリボ払いにすることで毎月の支払いを安く押さえられる便利なシステムであることはいうまでもありませんね。

⇒必読!キャッシングリボとショッピングリボの違いを解説!