クレジットカードをお店で利用したときに認証エラーで「すみません、お客様カードが使えないのですが、、、」と言われてしまうことがあります。
考えられる理由は磁気不良とそれ以外の原因です。
今回は磁気不良で認証エラーになる原因とクレジットカードの正しい保管方法について紹介します。
磁気不良の原因は強力な磁気に近づけたか磁気ストライプの損傷
クレジットカードの磁気不良による認証エラーが起きた場合、問題があるのはカードそのものになります。
ではなぜ磁気不良になってしまったのか?というと原因は主に以下の2つです。
- 強力な磁気に近づいてしまった
- カードの損傷(傷・摩耗・割れ・折れ・濡れ等)
クレジットカードが磁気不良になる強力な磁気ってなに?
磁気(じき)とは互いに引き付け合ったり反発しあったりする力をもつ性質を指します。
磁石同士は引き付け合ったり反発しあったりしますが、磁石にくっ付いた鉄なども磁石と同じ性質を持ちます。磁石が持つ力を磁力と言い、この性質を磁気と言います。
磁気を持つもの同士が外部から強い磁気を受け合うと精密機械などは故障してしまいます。
クレジットカードも同じで、カード裏面にある黒いところは磁気ストライプといってカードデータ情報が記録されているため、
外部から強い磁気を持つものに密着してしまうとデータ破損や読取不良などの不具合が生じます。
クレジットカードに磁石をそのまま近づける人はいませんが、知らず知らずのうちに磁力に近づけてしまうことがあり具体的に以下のものに近づけると磁気不良になる可能性があるので注意してください。
クレジットカードと相性の悪い磁気を帯びている商品例
- スマートフォン
- 携帯電話
- スマホケースのマグネット留め具
- 財布の留め具
- バッグの留め具
- パソコン
- オーディオ機器
- 磁気ネックレス・磁気ブレスレット・磁気仕様のアクセサリー
- テレビ
- ラジオ
- スピーカー
- AV機器
クレジットカード同士は重ねても大丈夫なの?
クレジットカードの読み取り部(磁気ストライプ)はスマホなどと異なり強力な磁気を発していません。
ポイントカードなどもそうです。しかしごくごく稀に磁気ストライプ同士による磁気不良が起こることもあります。
カードの損傷(傷・摩耗・割れ・折れ・濡れ等)
クレジットカードをお財布やカードケースに入れていると、出したり入れたりしているうちに読み取り部(磁気ストライプ)が損傷してしまうことがあります。
落としてしまったり、割れてしまった、折れてしまった、または濡れてしまったことで磁気ストライプ内のデータが読み取れなくなることがあるので保管に気を付けなければなりません。
磁気不良以外の原因
ここでは簡単に磁気不良以外の理由による認証エラーの原因を箇条書きにします。
- お店とカード会社間の通信状態や機器自体に原因がある
- 利用限度額をオーバーしている
- 支払いが遅延している(引き落としが出来ていない)
- クレジットカードの有効期限切れ
- カードセキュリティの発動
これらの詳細についてはまた別記事で紹介します。
磁気不良になって使えないときの対処方法
- 再発行申請する
- ネット決済専用にする
- 次回更新時期まで待つ
- 現金で支払う
- 電子マネーを使う(キャリア決済含む)
- デビットカードを使う
- ApplePayを使う
- 別のクレジットカードを使う
再発行の申請をする
一番おすすめする方法はカード会社に連絡して再発行申請をし、新しいカードを手に入れることです。
クレジットカードを頻繁に利用する人あるあるとして、カードが汚れてきますよね?新品のときよりも使用感が出てしまってレジなどで出すときにちょと恥ずかしいと思うことがあります。
各クレジットカードによって再発行手数料がかかる場合があるのでコールセンターに確認してからの方が良いですね。
ネット決済専用にする
楽天やAmazonなどネット決済でクレジットカードを頻繁に使う人なら、番号と住所・氏名などの個人情報とセキュリティコードの入力をすれば買い物は出来てしまいます。そのため店頭で利用しないのであればそのまま使うことができます。
ただ、店頭でも暗証番号を入力するICカード決済を導入していれば利用できるので随時確認して下さい。
次回更新まで待つ
クレジットカードには更新時期があり、新しいクレジットカードが届きます。もし今持っている磁気不良で使えないカードの更新時期が近く迫っているのであればそのまま更新時期を待つのも1つの方法です。
もし再発行手数料がかかるカードなのであれば待つ方がお得かもしれませんね。
反対に、まだ取得したばかりで次回の更新時期まで日数があるのであれば再発行して広く使用できるようにした方が確実に使い勝手は良いです。
再発行申請して再審査されたら落ちる?落ちない?大丈夫?
磁気不良であっても再発行申請をしたら、再審査をされて落とされてしまうのではないか?不安な人もいると思います。
多くのカード会社の利用規約にも再審査によって利用を断るようなケースがある旨が記載されていますが、悪質な支払いの滞納などカード会社にとって著しく利用者として相応しくないと判断されない限り、再審査によって利用不可になることはありません。
カードローン等で多額の借金をしていてもきちんと返済できていれば全く問題ありません。
新規申込時に複数他社のカードローンを利用してるケースでは審査に通りにくいですが、取得後に滞納などをぜすさらに高額利用しているのであればカード会社にとってはむしろ良客になります。
現金で支払う
苦肉の策ですが、もしあなたがスマホ、携帯電話がなく磁気不良になっているクレジットカード1枚と現金しかお財布に無いのであれば現金で支払うしかありません。
ただ、もしスマホ、携帯電話があればおサイフケータイなどのキャリア決済で支払うことができるケースがあります。
電子マネーを使う(キャリア決済含む)
Suica・PASMO・Edy、ID、nanaco、QUICPay、au WALLETなどの電子マネーがあれば磁気不良でクレジットカードが使えなくても取り敢えず支払いをすますことができます。
電子マネーカードが無くてもスマホや携帯から支払える場合があります。
ApplePayを使う
ApplePayはスマホに電子マネーとクレジットカード最大8まで登録して、決済端末にかざせば買い物ができる仕組みです。
電子マネー決済・キャリア決済に加えて複数のクレジットカード決済ができる最新のキャッシュレス方法といっても良いです。
デビットカードを使う
クレジットカードではなくデビットカードを持っている人はそれで支払いを済ませましょう。
デビットカードはクレジットカードと違い申込審査もないから落とされることもありません。利用時には自分の銀行口座から即引き落とされる仕組みなので、できればクレジットカードとデビットカードは両方持っていると便利です。
別のカードを使う
いつも使っているクレジットカードが磁気不良になってしまった時の為に別のクレジットカードを持っていると安心です。
なぜかというと自分のクレジットカードが磁気不良状態かどうかは実際にお店で使う段にならないと判明しないことがほとんどだからです。
明らかに深い傷や割れてしまっている場合は、私たちでもわかりますが磁気によって中身のデータが破損や不具合を生じているかどうかは見た目で判断できません。
そのため磁気不良のときにすぐできる対応方法は別のクレジットカードで決済することです。
別の磁気の影響を受けていないクレジットカードであればスムーズに支払いを済ませることができます。
クレジットカードの国際ブランドにはVisaの他にMastercard、JCB・アメリカンエキスプレスなどがありますが、違う国際ブランドのカードを2枚持っておくことで利用できる幅が広がり万が一、磁気不良で使えなくなってもいつでも安心です。Visa・Mastercard・JCBの3枚の組み合わせであればまず困ることはありません。
正しい保管方法例
磁気不良を防ぐためにクレジットカードはどのように持ち歩いたり保管するの?
- 磁気防止ケースに入れる
- スキミング防止ケースに入れる
- 革のケースに入れる(厚みのあるもの)
- 磁気カード同士を直接重ねない
- 磁気同士が当たらないよう上下にずらして保管
- 磁気が付いていないカードを1枚挟んで保管
- スマホを入れる場所から離すように意識する
すべき3つのこと
- 再発行申請
- 磁気防止・スキミング防止ケースを購入
- クレジットカードを整理する
まず磁気防止になったクレジットカードを再発行して新しいカードの変えてもらいましょう。
そして今度は他のカードが磁気不良にならないように磁気防止・スキミング防止カードを購入して予防対策をします。
そして、セキュリティ対策や貯まっているポイントについての確認など今持っているクレジットカードの整理をしましょう。
よく使うカードと全く使っていないカードがあると思います。
クレジットカードには多くの種類がありますが、使う人のライフスタイルによってメリットが大きく異なります。
例えばJR東日本が発行しているJREカードは定期券購入やSuica利用など通勤など電車利用する人にとってポイントが貯めやすい大きなメリットがありますが、電車に乗らず買い物などはネットで済ます人にとってメリットは少ないです。
このようにクレジットカードは個人個人よって受けるメリットの大小が全く変わるため、見直す必要があります。
もし、自分がどのクレジットカードを持つべきかわからない人は取り敢えず唯一日本の国際ブランドであるJCBカードをおすすめします。
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